おもちゃの修理工房千葉

そんな簡単に捨てる捨てる言わないでいただきたい。

 「もはや戦後ではない」。これは1956年の経済企画庁による経済白書「日本経済の成長と近代化」の結びで用いられた文面です。 ただ単に日本全体の雰囲気が高揚したわけではありません。実質的に国の経済水準を表す国民総生産 (GNP) が1955年に戦前の水準を超えたのです。 当然この素晴らしい事実は祝福されるべきものであり、それはまさに日本人の努力と勤勉の賜物である一方、また時代を取り巻く大きな渦による 影響でもありました。

 こんな経済白書の報告からわずか数年後、日本は未曾有の好景気に包まれます。そう、高度経済成長期です。50年代後半の前夜祭が終わり、ついに 本当のお祭りがやってきたのです。あれほど高い高い言われていた三種の神器 (電化製品) でさえ飛ぶように売れました。これも単に総合家電メーカーの 市場参入化による量産効果にほかなりません。初代三種の神器である (白黒) テレビ・冷蔵庫・洗濯機は歴史の教科書にも載っているため皆さんご存知の ことでしょう。

 そんな三種の神器は時代とともにメンバーが変わっていきます。60年代後半になるとテレビも白黒からカラーになり冷蔵庫と洗濯機の代わりにクーラーと 自動車がランクインいたしました。color-TV , cooler , car の頭文字をとって3Cなんて言われていたりもしましたね。
特に当初の自動車の値段は家一軒分以上のであり、まさに芸能人や政治家にしか手に入れられないような代物でしたが 企業努力の結果大衆が買うことが叶うまでに値段は下がりました。こうして時代とともに人々の心をつかむ商品は変化していきました。
  一方で、ブームが生まれてはしばらくすると別の機会が技術的に生まれ、需要も変化するといった現象は 現在に至るまで続いています。

 しかし、このことは大量生産大量消費の時代が訪れたことを意味し、現在はついに大量廃棄への時代に突入しました。 我々も不燃ごみの日の朝に町内を見て回りますと、手を入れればまだ使えそうなヘアアイロンやカセットデッキ、ラジカセなどが 大量に捨てられているのを目にします。様々な家電がたったの数千円で購入できる現代に、わざわざ壊れたものを修理に出す ということは面倒かもしれません。ですが、なかには思い入れがある品や記念品などもあることでしょう。それを動かないことを理由に 捨てるというのは簡単すぎでは、と我々は感じます。

 そんな現代と比較して、今から300年ほど前の江戸時代は今以上にリサイクルが進んでいました。下駄や提灯、茶碗など日常用品を治す専門の職人がおり、その腕はかなりのものでした。 技術の高さから商人たちは"新品が売れない"と困っていたようです。

江戸時代 各種リサイクル職人

江戸時代のリサイクル業 提灯張替え
江戸時代のリサイクル業 提灯張替え職人
江戸時代のリサイクル業 焼き物修理
江戸時代のリサイクル業 焼き物修理職人
江戸時代のリサイクル業 キセル修理
江戸時代のリサイクル業 キセル修理職人

 当然江戸時とは現代では、流通量及び、技術が大きく異なっていますから、すべてを真似るということは不可能でしょう。 しかし、こうした高度経済成長期以降の経済の流れは日本人の"ものを大切にする心"さえ流しきってしまい、 "断捨離"という言葉の前ではなんの意味もなさない今日だからこそ、ぜひ一度立ち止まってみてください。

本当に捨てて大丈夫ですか。

 "修理工房Chiba"では思い出のおもちゃから形見の家電まで、ボランティアという形を持ってして修理しております。ぬいぐるみが汚れてしまった、艶が なくなってしまったという依頼から古い大型のラジカセまで、様々なジャンルを扱ってきました。家に壊れているおもちゃがある、修理してもらいたいけれど どこに頼めばよいかわからない等ありましたら、一度修理工房Chibaをお尋ねください。そこには素敵な答えがあるでしょう。

不要回路部品寄付願

 学校等におかれまして、実習で使わなくなった基盤・部品、工具等で寄付可能なものがございましたらお寄せください。是非とも、おもちゃ・日用品修理にて役立たせたいと考えております。
  またRaspberry-pi工作実践を行うに当たりまして、工業高校・高専様にて寄付可能なRaspberry-pi・Arduino及び各種マイクロコンピュータ等がございましたらご連絡いただけますと幸いです。